第10回オンライン上映会【0円キッチン】にて感じたこと

こんにちは。フルーツが大好きで果樹農家になってしまったあややです。

私たちは10月にスタートしたサタデームービークラブという会を始めました。

気づけばもう10回も上映会を開催しています。

第10回目の上映会は【0円キッチン】という映画を観ました。

(二進数だけ続くと、なんとなくワクワクするのは私だけでしょうか)

今回この映画を推薦してくれたのはY野さん。

他、I田さん、Nシーさん、Y子さん、J子さんと私の6人で鑑賞しました。

日々のことを色々考える内容だったので、個人的に感じたことを今日は共有させていただきます。

ホントにホントに個人的な感想なので、映画内容とはあまり関係ないかと思いますが、

特に記憶に残っているシーン2箇所で感じたことです。

 

一つ目は

法律で食品破棄をするお店を取り締まるまち

まずは法律を作れば食品破棄が減りそうだな~。

まちのトップが食品破棄をやめようと示してくれることは良いことだと感じました。

住民の方々もフードロスに関しての意識が高く、うちではほとんど食品破棄はないというような声がありました。

しかし、残念なことに日本にもある世界的にも有名なスーパーマーケットでは鍵をかけて

それを隠しているという現実もありました。

まぁ、まだ隠しているくらいだから、罪悪感を持っているのでしょうが。

 

私は柿農家になって知ったことがあります。

選果場に収穫したものを持っていくと一つ一つ選別されるのですが、

例えば重さがあっても直径が足りないものは減点されます。

これは箱に詰めるときには重さではなく直径がそろっているほうが見栄えが綺麗だからです。

でも私は高さのある柿のほうが美味しいと思っています。
(これは本当に個人的な意見です、あまり参考にはされないでください。)

うちの柿は他所と比べて直径がなく、高さがあるのが特徴だと思って育てているからです(笑)

 

他にも、黒点や傷があるものも減点されます。

周囲の柿農家さんが捨てるような柿をもらって、柿のドライフルーツに加工しています。

だって、本当にもったいないんですもの・・・。(おいけのまどで取り扱っています)

おそらく他の農作物でもこんなことはあるのでしょうね。

 

私だって、野菜や果物を買うときは綺麗で新鮮そうなものを選びます。

基本的にはあまり気にしない性格ですが、

20年くらい前に、一度、買って帰ってすぐに使ったトマトが腐っていたので、

買ったお店で交換してもらったことがあります。

結婚してすぐ東京で暮らしていた時のことでしたので、

「都会の野菜はこんなものでしょうか?」と聞いた記憶があります。

店員さんが「いえいえ違います、すぐに交換します。」と言ってくださって、

都会も捨てたもんじゃないなと思いました。
(この頃は都会生活が新鮮でした)

それからは腐っていないかを確認して買うようになりました。

 

二つ目は

食育の授業で子ども達が昆虫(芋虫)を食べるシーン

子ども達はあまり抵抗なくお肉より美味しいと言って食べていましたが、

それでも自分が食べると思うとすごく抵抗感がありました。

しかし、いつか自分たちが経験してきた食の文化が変わっていくことを考えておく必要はあるんでしょうね。

実際に私たちもおいけファームでメディアに取り上げられた際にもよく言っていることですが、

農家さんの高齢化や異気候変動や害獣問題によって農作物の収量が減ってきていることに直面しています。

そして、耕作放棄は年々増えています。毎日のように今年で果樹農家を辞めるという話を聞きます。

昨年も長雨のせいで柿が収穫できず、一つも生果として売れるものがなかったです。

一生懸命育てて、売れるものがなく、跡継ぎのないところでは特に農業を続けるのが困難です。

物価上昇の中で、果樹は野菜よりも贅沢品と捉われがちです。

人間は生きていくために必要なタンパク源をというところで、

まずは省スペースでできる昆虫飼育は必要不可欠になってくるでしょうね。

いつか動けなくなったベッドの上で、

「これお昼ご飯ね」と誰かが親切に私に昆虫食を出してくれるのをイメージしてみました。

食べなくてもいいけどなー

食べなかったら、親切な誰かを困らせることになるんだろうなーと葛藤しました。

機会があれば、一度、昆虫食に挑戦してみたいものです。

 

でも、もし私は明日死ぬとしたら、フルーツを食べておきたいです。

年中フルーツがあるまちで、毎日、フルーツが食べられる今は本当に幸せです。

 

長くなりそうなので、映画についてはこの辺で・・・

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さて、みなさんがサタデームービークラブって何なの?

って気にしてくださっている方がいらっしゃることを期待して

どういったことをしていて、どういった効果が出ているか、ご紹介しますね。

サタデームービークラブは、映画好きの3人から始まりました

ユナイテッドピープル(映画配給会社)が、社会課題をテーマとし選んだラインナップ(cinemo)から

さらに自分たちが観たいのを選んで土曜に一緒に映画を観て、その後ディスカッションを楽しんでいます。

現在はzoomアプリを使用して上映会を開催しています。
(いずれはリアル開催ができることを願っています)
※新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、オンライン上映の解禁時期が、
2022年6月末まで再延長とすることを決定されました。

 

これまで開催してきた中で、ただ映画を観るだけではなく、

誰かに話すことで自分考えが深まったり、誰かの意見を聞くことでそういう考えがある、

と知れたりするディスカッションは非常に意味があることだと感じています。

また、毎回参加している方もいらっしゃいますが、観たい映画だけの参加もOKです。

cinemoのラインナップの中から「いつ頃」「何が」が観たいと言っていただいたら調整するという感じで進めています。

「その映画、自分だったら選ばないけれど、観てよかった~」とか、

「その事を知れてよかった、自分なりにも調べよう~」とか

そういう意見が出るところもサタデームービークラブの良さだと感じています。

 

そして次回以降のお知らせですが

●ジェンダーマリアージュ
3月12日(土)18時~ 内容はこちら★

●難民キャンプで暮らしてみたら
3月26日(土)15時~ 内容はこちら★

いずれもおいけのまどネットショップで上映チケットが購入できます
https://oikenomado.base.shop/items/53108182

どこかのタイミングでご一緒できたら幸いです♪

ayaya

ayaya

ファイナンシャルプランナー/フルーツが大好き。フルーツがある日々を楽しんでいます。フルーツが好きすぎて柿農家になってしまいました。